西表島。そこは石垣島から船で40分の位置にある、沖縄本島の次に大きな島。手付かずの自然が残るこの島では、美味しいものを食べるもよし!森で遊ぶもよし!海で遊ぶもよし!祭りに行くもよし!ぼーっとして過ごすもよし!今回はそんな西表の知られざる楽しみ方をご紹介します!
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食べ物が豊かな場所、西表!野菜!肉!魚!
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西表で食べられる美味しい料理と言ったら、まずイノシシのお刺身でしょう。
カレーや汁物、ステーキとして調理されているものは食べられるお店も多いのですが、お刺身となればそう簡単には食べることができません。
イノシシのお刺身は生ハムの様のような味で、癖もなく食べやすいのが特徴です。
ぜひ狩猟期間中(11月頃から2月頃)に西表を訪れ、新鮮なイノシシを堪能してみてください。
現地で仲良くなった島民が、おうちに招いてご馳走してくれる…なんて、西表ではそんなこともありえちゃうんです。
イノシシに加え、西表でメジャーなお肉はヤギのお肉です。
西表ではお祝いの時にヤギのお肉を食べる風習があり、お正月になると近所にいたヤギがぽつぽつと姿を消していきます…命は大切に頂きましょうね。
大抵はヤギ汁としていただきますが、ヤギ刺しとしてもいただくことができます。ヤギ刺しは脂が少なく、くせが少ないので食べやすいですよ。
西表は、お肉だけではありません!
綺麗な海からは、蟹・エビ・たくさんのお魚・アーサー(海藻)・もずくなどなど…海の幸も豊富にとれます。
そして西表は農家の盛んでサトウキビ畑や野菜畑が沢山あります。
トラックが落して行ったサトウキビをかじりなら散歩して、仲良くなったおばあにお野菜をもらい、おじいにはパイナップルをもらい…
西表は美味しいもの尽くめ、ぜひ地元の人と仲良くなりましょう!
滝の流れる西表!森の中で遊び倒す
西表の最大の魅力、それは手付かずの自然がたくさん残っていること。
天然記念物のイリオモテヤマネコやカンムリワシなど、この島でしか出会えない生き物がたくさんいます。是非観ていただきたいのが、夜明け前の川沿いに咲く「サガリバナ」。サガリバナは夜に咲いて、朝には花が落ちてしまう儚い花。
甘い香りを漂わせ、水面一面に落ちたサガリバナの光景は幻想的な美しさが広がり、時間を忘れて見とれてしまいます。滝に行くツアーも初級コースから上級コースまであるので、手軽に西表の自然を満喫することも!
マングローブの中をSUPやカヌーで川を下るコースは西表ならではですね。
森に入ったついでに山菜とりはいかがでしょうか?西表には至る所にオオタニワタリという山菜が生えています。
新芽のくるっとなったところを炒めたり、茹でたりして食べます。少しこりこりとした歯ごたえと、若干の粘りがあり行事や祭事などにもよく使われる食材です。
その他にも食べることができる草がたくさんあります。
西部派?それとも東部派?海なしには語れない西表
西表は西部(上原港側)と東部(大原港側)に分かれ、それぞれ海の雰囲気が違います。
西部はシュノーケルやダイビングが盛んです。海の色が東部とは違い、澄んだ青い色をしています。
ダイビングショップもたくさんあり、3月から4月にかけてマンタも見れます。
クルージングで近くのバラス島(サンゴが集まってできた島)まで行き、船の上でバーベキューなんてプランも贅沢でいいですね!
東部は西部に比べ、川の河口ということもあり、青い海という感じは残念ながらありません…
しかし、西部にはない落ち着いた雰囲気を堪能できるので、誰もいないビーチでのんびりしたい方にはおすすめですよ。
海のすぐそばにキャンプ場もあるので、取った魚をその場でさばいて食べて、夜は生温かい風の中、テントで寝ることもできます。
まわりには明かりが少ないため、満点の星空が望めます。
西表は星の見え方もすごいのです。
日本では88の星座が見れるそうですが、そのうちの84の星座が西表で見ることができます。
そして天気が良ければ毎晩天の川が流れる空も現れます。
フクロウや牛、虫の声を聞きながらただ何も考えず、星を観る。豊かな心を養えそうです。