フランスといえば、ショコラやワイン、フランス料理などグルメが思い浮かびますが、深い歴史を持った都市も存在します。
中でもフランス第2の都市と呼ばれるリヨンは、旧市街が歴史地区として世界遺産にも登録されていて、なんとその歴史は2000年以上。
そのため、歴史を感じる場所も数多く存在してるのがリヨンの魅力です。
今回は、リヨンの歴史を感じられる観光スポットを3つご紹介します。
TOP画像出典:pixabay.com
ノートルダム大聖堂
出典:pixabay.com
リヨンに訪れた際に外せないのがフルヴィエールの「ノートルダム大聖堂」。
町を見下ろせる最古の丘であるフルヴィエールの丘の上に建っています。
ローマ遺跡の跡地に建てられた大聖堂は、ビサンティン様式とロマネスク様式が融合された白い外観が特徴的です。
大聖堂の横には展望スポットもあり、リヨンを一望できます。
また、大聖堂の内部は見学することができ、緑を基調としたフランスならではの造りと独特の美しさが魅力です。
壁面には50平方メートルもの大きなモザイクパネルもあり、ゆっくりと鑑賞できます。
古代ローマ劇場
古代ローマ時代に建設された半円形の劇場が「古代ローマ劇場」です。
ノートルダム大聖堂と同じフルヴィエールにあり、大劇場と小劇場、神殿の一部が残されていて、紀元前の姿を現代に伝えている歴史ある遺跡です。
大劇場と小劇場は、紀元前1世紀に建てられたもので、1万人の観客が収容できる規模を誇っています。
現在も夏に開かれるフルヴィエールの夜をはじめ、コンサートや野外イベントの会場として使用されています。
リヨン美術館
ヨーロッパ最大の規模を誇る美術館「リヨン美術館」。
創業200年以上、元々は修道院として使われていた建物をフランス革命後に美術館に改築したと言われています。
入るとすぐに中庭が広がり、噴水やロダンの彫刻が置かれています。
中庭は、チケットが無くても入って来れるため、美術館へ入らずにのんびりと過ごす地元民が多く見かけられます。
また、展示エリアは中庭を囲む建物全体と広大な展示スペースが確保されており、フロアは2フロア用意されています。
遺跡や銅像、中世のコインやメダルが展示されていたり、1800年代の絵画が展示されていたりと、各フロアごとに違う作品が見られるのも大きな魅力と言えます。
大理石の彫刻と一緒にビクター・オーセルの絵画があるフロアでは、校外学習の学生が絵画のスケッチのためにたくさん訪れるほど、地元民にも愛されています。
フランス・リヨンの歴史を感じられるおすすめの観光スポットを紹介してきました。
古代ローマ時代に建てられた歴史ある遺跡や、ヨーロッパ最大規模を誇る美術館など、2000年以上の歴史を持つリヨンならではの楽しみ方ができます。
フランスに訪れた際には、ぜひリヨンの歴史を感じてみてはいかがでしょうか。