歴史と文化が交わるレトロな街！岩手県盛岡市のおすすめ観光スポット3選

盛岡出身の有名人といえば、歌人の石川啄木を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか？
盛岡駅から徒歩10分程のところにある武家屋敷が「啄木新婚の家」です。
この家には石川啄木と妻、啄木の両親、妹が暮らしていましたが、ここに暮らしたのは3週間だけで、すぐに引越してしまいます。
流転の生涯を送った石川啄木らしいとも言えるでしょう。
中に入ると、まずは石川啄木と妻である節子とのツーショットパネルが出迎えてくれます。
啄木の両親と妹が使用していた部屋には、妻の愛用した琴が当時のまま置いてあります。
啄木随筆の一編である「我が四畳半」に出てくる啄木の書斎も見ることができ、当時の趣を感じられるでしょう。

岩手県出身の詩人であり、童話作家でもある宮沢賢治ゆかりの地といえば「いーはとーぶアベニュー林木町」です。
町全体に宮沢賢治ゆかりのものがあり、街中にあるモニュメントも宮沢賢治やその作品にちなんだものが多いです。
その他にも宮沢賢治の代表作である「注文の多い料理店」を出版した高原家社の社屋を見ることができます。
光文社中では日本各地の工芸品を集めたお店や、県内の雑貨や食品を扱っているお店など5つのお店が集まっています。
奥にある「マヂエル館」では、宮沢賢治直筆の注文多い料理店の原稿など、貴重な資料を見られるでしょう。

盛岡駅から徒歩15分程のところにあるのが「さくらの名所100選」にも選ばれた「盛岡城跡」です。
元々盛岡は鬼が手形を押して、もう来ないという約束をした場所として「不来方」と呼ばれており、盛岡城もできた当初は「不来方城」と呼ばれていました。
雫石川・北上川・中津川の3つの川を自然の壕としていた盛岡城は、平城で天守は残っておらず、今は石垣や池しか残っていません。
美しくそびえ立っている石垣は春の時期になると周りを桜に彩られ、その美しさが際立ちます。
「桜の馬場」と呼ばれる盛岡市の標本木があるので、盛岡城跡を訪れたらぜひチェックしてみてください。
盛岡の桜の開花は遅く、4月中旬から下旬に来ると美しい桜を見ることができますよ。

盛岡市のおすすめ観光スポットをご紹介してきました。
盛岡市は美しい景色を楽しみながら、文豪の足跡を辿ることができます。
盛岡を訪れた際には、レトロな雰囲気を楽しみながら文豪たちの歴史を感じてみましょう。