日本の7.5倍もの広大な国土を誇るアルゼンチンは、国の至る地域でその土地の郷土料理があり、その点は日本と似ています。
そんなアルゼンチンでも、国全体で食べられている「国民食」と言えるようなものがあります。
今回はアルゼンチンで定番の料理をご紹介しましょう!
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マテ茶
アルゼンチンの国民的な飲み物といえば、「マテ茶」です。
アルゼンチンの他にもブラジルやウルグアイなどで親しまれているお茶で、「飲むサラダ」と言われているほど栄養価が高いです。
カフェやレストランではなかなか置いていないので、観光で飲む機会は少ないかもしれませんが、アルゼンチンの人にとっては日常的に飲んでいるお茶になります。
小さなツボの容器であるマテに茶葉とお湯を入れ、金属製の専用ストローで飲むのが一般的です。
ちょっと独特な匂いがありますが、慣れれば問題ないでしょう。
マテには様々なデザインがあり、街の色んなところで売っているのでお土産にするのもおすすめですよ。
ドゥルッセ デ レッチェ
アルゼンチン人は甘いものが大好きで、中でも定番なのが「ドゥルッセ デ レッチェ」です。
ドゥルッセ デ レッチェとはミルクジャムをより煮詰めたもので、キャラメルに近い香ばしさを感じられます。
甘いものと言いましたが、アルゼンチンの甘いもののレベルは想像の遥か上を行くほど甘いものが多いです。
ただ、ドゥルッセ デ レッチェを一口食べてしまうとその強い甘みに不思議と病みつきになるでしょう。
ドゥルッセ デ レッチェはパンケーキやアイスクリームのトッピングに使われます。
ドゥルッセ デ レッチェをスポンジケーキのようなもので挟んだアルファフォールは、アルゼンチン国内の様々な地域で食べられるので、色々な地域の味を食べ比べるのも楽しいでしょう。
アサード
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アルゼンチンのバーベキューといえば「アサード(パリージャ)」です。
炭火の上で肉を焼くだけなのですが、アルゼンチン人は人が集まればアサードをするほどのアサード好きです。
アサードとは普通のバーベキューとは違い、野菜を一切使わず肉だけを焼いて楽しむ料理です。
野菜は基本的に使いませんが、レストランによってはベジタリアンのために野菜のみのアサードを提供してくれるところもあります。
シンプルな味付けですが炭火で焼かれているので、炭火独特の香ばしさがあり、噛むと中からジューシーな肉汁があふれ出ます。
ただの炭火で焼いた肉だと思っていると、その美味しさにびっくりしますよ。
アサードを食べるなら、南米産のワインや地元のクラフトビールなどと合わせてみましょう。
アルゼンチンで定番のグルメをご紹介してきました。
今回ご紹介した定番料理は日本で言えば味噌汁のようなもので、アルゼンチンでは日常的に食べられているものです。
アルゼンチンに訪れた際は色んな地域の定番料理を味わってみましょう。