沢と聞いて兼六園を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか?
兼六園は日本三大名園の一つに数えられ、季節を問わず多くの人が訪れる名勝地です。
今回はそんな金沢の名勝兼六園とその周辺の観光スポットをご紹介します。
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兼六園
1676年に加賀城内の回りを庭園化したのが始まりと言われている「兼六園」は、加賀歴代藩主により長い歳月をかけて形づくられ、1874年に市民に開放されて今に至ります。
夜間は無料開放され、隣接する金沢城公園と共に定期的に実施されるライトアップを楽しむことができます。
「兼六園」といえばシンボルのような存在の“徽軫灯篭(ことじとうろう)”が有名です。
二本脚の灯篭で元は雪見灯篭として配置されたそうで、モミジの古木、曲水に架かる虹橋と三位一体となって美しい風景を創り出しています。
徽軫灯篭(ことじとうろう)とともに有名なのが“雪吊り”です。
“雪吊り”は湿度のある雪の重みから木々を守るために毎年冬を迎える前に行われ、冬の風物詩となっていますよ。
500本を超える木々の雪吊りは1カ月以上かけて全て手作業で行われるそうで、職人の見事な技術が景観を支えています。
金沢城公園
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1583年前田利家により本格的な建城が行われましたが、度重なる火災によりほとんどの建物が焼失してしまいます。
その後、明治から終戦までは日本陸軍の拠点として、1995年までは金沢大学のキャンパスとして利用された後、1996年より「金沢城公園」として一般公開が始まりました。
2001年には焼失した建物を古絵図や古文書をもとに忠実に復元し、江戸の頃の景観が現代に蘇り、今も復元作業は続いています。
隣接する兼六園とともにライトアップされた姿はスケールが大きく壮観ですし、お濠に映る姿もとても美しいですよ。
金沢21世紀美術館
2004年にオープンした「金沢21世紀美術館」は、国内でもトップクラスの入館者数を誇る人気の美術館。
地元の人から“まるびぃ”の愛称で親しまれています。
館内は無料ゾーンと有料ゾーンがありますが無料ゾーンだけでも十分楽しめますよ。
人気は水面を通して人と出会えるレアンドロ・エルリッヒ作の“スイミング・プール”。不思議な水中空間をぜひ体感してみてください。
敷地内にはおしゃれなオブジェや体験型の作品があるので、天気のいい日は屋外の散策もおすすめです。
今回は金沢の名勝兼六園とその周辺の観光スポットをご紹介しました。
古都金沢を代表する兼六園には周辺にもたくさんの観光スポットがあるので、ぜひ一度足を運んでみませんか?