重要文化財の宝庫！福井県のおすすめ寺院4選

福井県永平寺町に位置する「永平寺」は、曹洞宗と呼ばれる鎌倉仏教を代表するお寺です。
地元住民含め多くの人々が参拝に訪れるこのお寺は、フランスで発行されている旅行ガイドに2つ星認定されています。
参道は木々が生い茂り門前とは違う、凛とした空気が漂います。
本堂には傘松閣と呼ばれる大広間があり、その天井には230枚にも及ぶ日本画が埋め込まれています。
花鳥風月を表した日本画は、まさに圧巻の一言です。
永平寺までは福井駅から門前まで直通で行けるシャトルバスが毎日運航しているので、初めて福井に訪れた人でも安心してたどり着けますよ。

越前市の庄田町に位置する「御誕生寺」は、曹洞宗の修行道場として使われていたお寺です。
猫寺としても知られ、数十匹の捨て猫や怪我を負っている猫たちを保護しています。
猫に縁があるお寺ではありませんが、お寺の建立直後に4匹の捨て猫を救助したことをきっかけに多くの猫がお寺に住むようになりました。
猫の里親を探したり避妊手術を行ったりと、猫が暮らしやすいお寺です。
現在は猫に癒しを求める人が、このお寺に多く参拝しに来ます。

小浜市に位置する高野山真言宗の「萬徳寺」は、春に咲くツツジと秋の紅葉が世間に知られているお寺です。
国が指定する名勝庭園があるお寺で、天然記念物の大山紅葉を背景にした枯山水庭園があります。
このお寺の阿弥陀堂には平安時代の仏像で重要文化財である木造阿弥陀如来坐像が鎮座しています。
毎年多くの参拝客がツツジや紅葉、枯山水庭園を見に訪れている場所です。

小浜市門前に位置する「明通寺」は真言宗のお寺で、806年に坂上田村麻呂が建設したと伝えられています。
明通寺の本堂と三重塔は国宝に指定されている他、お寺に鎮座している木造薬師如来坐像や木造不動明王立像などが重要文化財に指定されています。
このお寺には約130段もの石段があると言われていて、地元の住民からは石段と小浜市にある寺院の数は同じだと信じられているそうです。

福井県の寺院は長い歴史を持っている場所ばかりのため、多くの寺院に重要文化財が保存されています。
今回ご紹介したお寺の他にも、長い歴史を持つお寺はいくつも存在します。
ぜひ福井に訪れた際は、寺院巡りをしてみてはいかがでしょうか？