「関ケ原の合戦」といえばどんなに歴史に疎い人でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
岐阜県の西側にある関ケ原古戦場には関ケ原の合戦ゆかりの史跡が数多く存在します。
今回は関ケ原古戦場で見ておきたいおすすめスポットを紹介します。
TOP画像出典:www.photo-ac.com
■開戦地
JR関ケ原駅から西に徒歩で20分ところにあるのが関ケ原の合戦の開戦地碑です。
開戦地碑から約500mのところに関ケ原開戦地の案内板がありますが、実は本来の開戦地はこの案内板が立っている場所です。
耕地整理のために実際とは少し離れたところにありますが、開戦地碑が立って居る場所は西軍の大将である石田三成や小早川勢などが軍を構え、徳川側である東軍を待ち受けた場所で、東西南北にその時軍を構えた武将の家紋が書かれた旗が立っており、今にも合戦が始まりそうな雰囲気を感じます。
■笹尾山
関ケ原の合戦開戦を知らせる3本の狼煙が上がり、そのうち一つを上げた場所がJR関ケ原駅から北西に25分ほど歩いたところにある笹尾山です。 笹尾山は西軍の大将である石田三成が本陣を構えて場所であり、今では田園風景が広がっていますが、合戦当時は関ケ原の戦場のほぼ全体が見渡せる好立地にあります。 当時はここから戦況を見極めて指示を出していたのではないでしょうか? 史跡の近くには関ケ原の合戦の様子を描いた屏風や、武将の甲冑などが展示されている笹尾山交流館があります。 甲冑の試着や記念撮影ができるので、GWや夏休みなどの長期連休には家族連れが多く見られます。
■徳川家康最初陣地と徳川家康最後陣地
関ケ原の戦いで東軍を率いて見事に勝利する徳川家康が最初に陣地を構えたのが、JR関ケ原駅から徒歩30分ほどのところにある桃配山です。
南宮山を背にすると関ケ原を見渡すことのできる場所にあります。
合戦当時は敵である20000人余りの毛利の軍勢が背後に迫っていたのですから、よほど攻め込まれない自信があったのでしょうか…。
合戦が進むと家康は前線に進み、最後の陣地なる場所に進みます。
ここはJR関ケ原駅から北西に10分ほど歩くとつけます。
最後の陣地からは敵の大将である石田三成本陣が見えることから相当近くまで軍勢を押し出していたことが分かります。
家康最初の陣は観光案内所などでもらえるマップの外にあるので、訪れる際は事前にルートを確認しておきましょう。
関ケ原古戦場で見ておきたいおすすめスポットを紹介してきました。
関ケ古戦場の史跡の数々には、当時そこに陣を張っていた武将の家紋が書かれた旗が立っているので、事前に家紋を調べておくとより楽しめるのではないでしょうか?
岐阜県を訪れた際は関ケ原古戦場で戦国時代の英雄たちに思いを馳せてみましょう。