超豪華客船タイタニック沈没のお話をご存知ですか?世界中の海には、あのタイタニックのような沈没船が数多く眠っています。今回は3つの海をピックアップし、それぞれの海底に今も残されている飛行機や沈没船をご紹介します。
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歴史のつめ痕が残るトラックラグーン- ミクロネシア
サンゴ礁が美しいことで有名なこの海域は、オセアニアの海洋部の一部です。ちょうど日本とオーストラリアの間に位置しています。沖ノ鳥島は含まれませんが、日本でもリゾート地として知られているパラオやグアム島が、ここに属しています。小さな島々の集まりであるこのミクロネシアの中から、トラック諸島をご紹介します。
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かつて太平洋戦争、第二次世界大戦が勃発したため、この海域には今でも30を越える日本の軍艦や船が眠っているのです。機体の原型は時間とともに変形してしまい、その有様は今でも戦争の過酷さを物語ります。
そこはまるで、歴史が生んだ海底博物館。現在は世界最大級の沈船ダイビングのスポットとして、ツアーの一部に組まれています。
五大湖の底に沈んだ19世紀の船 - アメリカ・ミシガン州
お次はアメリカとカナダの国境にある、五大湖・ミシガン湖へ。世界最大級の淡水湖群に属している五大湖は、多くの沈没船が存在するスポットです。不思議な魅力を放つ難波船を一目見ようと、世界中からたくさんのダイバーたちが集まります。
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五大湖でのダイビングは、沈没船の細部まで間近で見ることが可能です。その種類は100年以上前に強風により沈没したものから、現在でも沈没の理由が明らかになっていないものまで様々です。薄ら暗い船内が、なんともミステリアスですね。
巨大商船は当時のまま海底に眠る - パナマ共和国
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この船の大きさ、お分かりいただけますか?最後は2011年北アメリカと南アメリカの海峡、パナマ沖で発見された、スペインの商船をご紹介します。
つい最近発見されたにも関わらず保存状態がかなり良く、積荷までそのままの状態で沈んでいました。実在したカリブ海の海賊を研究していた考古学者チームが発見したということです。400年近く前の姿をそのまま残した姿は、まさに迫力満点ですね。
海底探検は、単にダイビングとして楽しむだけでなく、歴史を知るきっかけにもなります。まだまだ謎の多い海底世界を、みなさんも探検してみてはいかがですか?